静岡市の工場でクラスター発生 これまでに6人の感染確認

静岡市の工場でクラスター発生 これまでに6人の感染確認
静岡市は、今月22日に感染が確認された男性派遣社員1人の派遣先の工場で、同僚5人の感染が新たに確認されたとして、この工場でクラスターが発生したと発表しました。
静岡市では、清水区に住む30代の男性派遣社員が、今月16日に埼玉県から戻ったあと、19日に発熱などの症状が出て22日に感染が確認され、市は男性が発症前の2日間に出勤していた派遣先の工場の同僚20人を濃厚接触者として検査していました。

その結果、いずれも市内に住む男性で、20代から50代の派遣社員5人も新たに感染が確認されたと25日発表しました。

5人は、いずれも症状は出ていませんが入院したということです。

市によりますと5人は、最初に感染が確認された男性と工場の昼休みの時間に十分な距離をとるのが難しい部屋で、マスクを外して昼食をとったり会話をしたりしていたということです。

静岡市は、この工場でクラスターが発生したとし、5人のうち清水区の20代の男性と同居する1人を濃厚接触者として検査するとともに、この工場と同じ建物内に勤める数人についても検査をするとしています。

一方、市は「不特定多数の人の出入りはなく、これ以上感染が広がるとは考えづらいため、工場の名前は公表しない」としています。