コロナで運休中のトワイライトエクスプレス瑞風 定期検査公開

コロナで運休中のトワイライトエクスプレス瑞風 定期検査公開
鳥取県米子市にあるJR西日本の整備工場で、豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風」の定期検査の様子が報道陣に公開されました。
JR西日本の豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風」は運行開始から3年がたちましたが、ことしは新型コロナウイルスの感染拡大の影響で2月末から運休しています。

18日は、米子市にあるJR西日本の「後藤総合車両所」で行われている定期検査の様子が報道陣に公開され、このうち車体の塗装作業では、線路沿いの木の枝などで傷ついた車体をロボットを使って塗り直したあと、表面を研磨機で磨き上げていました。

また、車体を台車に載せる作業では、担当者たちが細かく合図を出し合いながら、クレーンで重さおよそ33トンの車体をつり上げ、ミリ単位の調整を繰り返しながら慎重に取り付けていました。

「トワイライトエクスプレス瑞風」は、来月中旬にかけて試運転などが行われ、新型コロナウイルス対策として車内に空気清浄機が新たに設置されますが、今のところ運行再開のめどは立っていないということです。

JR西日本後藤総合車両所の高梨真也助役は「新型コロナの影響で運行できない厳しい状況だが、1人でも多くのお客さまや沿線の皆様に喜んでもらえるよう、残りの検査も全社員一丸となって行いたい」と話していました。