天理大学ラグビー部でクラスター発生 20人が感染 新型コロナ

天理大学ラグビー部でクラスター発生 20人が感染 新型コロナ
奈良県の天理大学でラグビー部員20人が新型コロナウイルスに感染していることが分かり、奈良県は集団感染=クラスターが発生したとして、同じ寮で生活している部員全員の検査を進めることにしています。
奈良県によりますと、天理大学では今月12日、ラグビー部に所属する20代の男性部員1人の感染が確認され、県がほかの部員や指導者などの検査を進めていました。

その結果、10代から20代の男性部員、合わせて19人の感染が新たに確認されたということです。いずれも軽症か症状がない状態だということです。また、指導者などを含む40人は陰性でした。
天理大学によりますと、ラグビー部では部員およそ170人のほぼすべてが専用の寮で生活していて、今年度は感染防止のため対外試合は行っておらず、大学のグラウンドで練習していたということです。

こうしたことから、県は部員が共同生活する寮やグラウンドで感染が広がり、集団感染=クラスターが発生したとして、同じ寮で生活している残る114人の部員の検査を進めることにしています。

天理大学は「寮生活では食事や入浴の時間を分散させるなど対策を取ってきたが、事態を重く受け止めている。今後の対応を検討したい」と話しています。