ヤクルト 小川がノーヒットノーラン達成 史上82人目

ヤクルト 小川がノーヒットノーラン達成 史上82人目
プロ野球ヤクルトの小川泰弘投手が15日夜、横浜スタジアムで行われたDeNA戦でノーヒットノーランを達成しました。プロ野球でのノーヒットノーランは史上82人目です。
今シーズン4勝を挙げている小川投手は、140キロ台後半の力のあるストレートとキレのある変化球を低めに集め、8回まで1本のヒットも許しませんでした。

そして9点差で迎えた9回、2アウトとすると、最後はDeNAの代打・乙坂智選手を空振りの三振に打ち取ってノーヒットノーランを達成しました。

小川投手はこの試合、32人のバッターと対戦してフォアボール3つを与えただけで、奪った三振が10個、球数は135球でした。

プロ野球でのノーヒットノーランは、去年9月に中日の大野雄大投手が達成して以来、史上82人目、93回目となります。

小川「強気で投げた」

小川泰弘投手は試合後のヒーローインタビューで「キャッチャーが強気のリードをしてくれたので、自分も強気でストレートを投げ込めたし、打者も点をたくさん取ってくれたので乗っていくことができた。スタンドに集まってくれたファンのためにもいいピッチングができてよかった」と振り返りました。

ノーヒットノーランを意識したのは5回からだということで「そんなに簡単にいかないのはわかっていたので、集中力だけはもって、あとはテンポよくバッターに向かっていく姿勢だけを意識していた」と振り返りました。

そのうえで「きょうのピッチングをいいきっかけとして強気で押すピッチングをどんどん見せていきたい」と意気込んでいました。

また、試合後のオンライン会見では「まだ実感がわかない。バッター一人一人にしっかり集中できていたのがいちばんよかったし、ストライク先行で進められた」と試合を振り返りました。

チームの連敗を「5」で止めたことについては、「苦しい時間だったので、きょうで絶対に止めたい。自分がなんとかしたいと思っていた。きょうのノーヒットノーランをこれからのピッチングに生かせるよう頑張りたいし、まだ成長していきたい」と話していました。

高津監督「ストレートに力があった」

ヤクルトの高津臣吾監督は試合後のオンライン会見で、ノーヒットノーランを達成した小川泰弘投手について「7回を抑えたあと、きょうのこの調子ならやってもおかしくないと思っていた。高さのコントロールもすごくよかったし、ストレートに力があった」と話していました。

ノーラン・ライアンさんの影響受ける

小川泰弘投手は愛知県出身の30歳。

創価大学から平成24年のドラフト会議でヤクルトから2位で指名されて入団しました。

小川投手は身長1メートル71センチとプロ野球選手としては小柄な体格ですが、左足を高く上げるダイナミックなフォームから投げ込む力のあるストレートとキレのある変化球で、1年目には16勝を挙げて新人王と最多勝に輝き、3年目にも、二桁勝利を挙げました。

このフォームは大リーグの奪三振など数々の記録を打ち立てた往年の名投手、ノーラン・ライアンさんの影響を受けていて、小川投手は大学生のときにライアンさんが本で解説した投球フォームを研究し、徹底した練習で体に覚え込ませました。

小川投手は4年目以降、8勝のシーズンが3年続き、7年目の昨シーズンは5勝12敗、防御率4.57と自己ワーストの成績でした。

復活を期した今シーズンは開幕から先発ローテーションを守って15日までに8試合に登板し、チームトップの4勝を挙げていました。