戦後75年の終戦の日 新型コロナ感染防止図り追悼と平和の催し

戦後75年の終戦の日 新型コロナ感染防止図り追悼と平和の催し
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終戦から15日で75年です。戦没者を追悼し平和について考える集会や催しが新型コロナウイルスの感染防止を図りながら、全国各地で開かれます。
このうち、東京の日本武道館では政府主催の全国戦没者追悼式が開かれます。

安倍総理大臣が式辞を述べ、正午の時報に合わせて全員で1分間の黙とうをささげます。
天皇陛下が追悼式でおことばを述べられたあと、参列者が式壇に花を手向けて、およそ310万人の戦没者を追悼します。

ことしは新型コロナウイルスの感染防止を図るため、主催者側が参列者を大幅に制限したほか、遺族や自治体の側からもやむなく参加を断念する動きが広がっていて、20の府と県が遺族代表の参加を見送りました。

ことしの付き添いや来賓もあわせた参列者の人数はおよそ530人と去年の1割以下となり、過去最も少なくなる見通しです。

参列者の高齢化も進み、8割は70歳以上となっていて、このうち最年長の93歳の男性は、戦地で亡くなった兄のため参列する予定です。

戦争を直接知る世代が少なくなる中、その記憶を受け継いでいこうと、式典には、最年少の遺族として、戦没者のひ孫にあたる12歳の中学生も参列する予定です。

15日はこのほかにも全国各地で戦没者を悼み平和について考えるさまざまな集会や催しが開かれます。

「村山談話」から25年 村山元首相が談話公表

村山元総理大臣は、終戦から75年となるきょう(15日)、談話を公表し、25年前の戦後50年の節目に、過去の植民地支配や侵略に対して痛切な反省を表明した、いわゆる「村山談話」が、今後の世界の平和や発展などに貢献することに期待を示しました。

いわゆる「村山談話」は、戦後50年の節目にあたる平成7年の終戦の日に、当時の村山総理大臣が、閣議決定して発表し、先の大戦を「国策を誤った侵略」だったとして「アジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えた。痛切な反省の意を表し、心からのお詫びの気持ちを表明する」などとしたものです。

談話から25年がたち、終戦から75年となるきょう(15日)、村山元総理大臣は、談話を公表し「村山談話」について「中国、韓国、アメリカ、ヨーロッパなど、世界各国の人々や政府から高い評価を受け続けている」としています。

その上で「歴史に対する検証や反省の取り組みを『自虐史観』などと攻撃する動きもあるが、全く間違っており、過去を謙虚に問うことは、日本の名誉につながる。侵略や植民地支配を認めない姿勢こそ、この国をおとしめる」と指摘しています。
そして、「『村山談話』が、今後の日本、アジア、そして世界の和解、平和、発展に貢献してくれることを期待したい」としています。