ツイッター返信制限の機能導入 専門家はこう指摘する

ツイッター返信制限の機能導入 専門家はこう指摘する
アメリカの短文投稿サイトのツイッターは、11日、自分の投稿に返信できる人を制限する機能を導入したと発表しました。これについて、専門家は「誰でも自由に情報を発信できる『一億総メディア時代』には、見たくないものを見ないですむ権利が必要で、こうした考えに配慮した機能だ」と評価したうえで、機能を活用するなどして正しくソーシャルメディアを使うことが重要だと指摘しました。

ツイッター 投稿に返信できる人選べる機能導入

ツイッターは、心ない返信から利用者を守ろうと、投稿する前に「全員が返信できる」「フォローしている人だけが返信できる」「アカウントで指定した人だけが返信できる」の合わせて3つのなかから、自分の投稿に返信できる人を選べる機能を11日、導入しました。

ユーザー 「見なくてすむ」「反対意見こなくなる」

これについて、ユーザーからさまざまな意見が寄せられています。

この中には、「自分のツイートに知らない人からのトンチンカンな発言がぶら下がらないで済む」、「不快なコメントを見なくてすむ」といった投稿がみられる一方で、「不正確な情報を拡散する人に正しい指摘をしてもブロックされてしまう」、「反対意見がこなくなるから過激になる界わいが出てくる」といった懸念の声も相次いでいます。

専門家「見たくないものを見ないですむ権利必要」

ネットの炎上の問題に詳しい国際大学グローバル・コミュニケーション・センターの山口真一准教授は、導入された機能について、「誰でも自由に情報を発信できる『一億総メディア時代』には、見たくないものを見ないですむ権利が必要で、こうした考えに配慮したものだ。これだけでネット上のひぼう中傷が完全になくなることはないが、直接的な攻撃を見なくてすむようになる」などと評価しました。

専門家「情報偏っていることもありうると認識を」

そのうえで「これまで炎上を恐れて投稿しづらかったセンシティブなテーマも議論したい相手に発信できるため、建設的な議論の場を提供することにもつながる。ユーザーは自分が接する情報は、情報が偏っていることもありうるという認識を持って機能を活用するなど、正しくソーシャルメディアを使うことが重要だ。今後、こうした機能はほかのソーシャルメディアにも波及していくとみられる」と話しています。

SNS上のひぼう中傷をめぐっては、フジテレビの番組「テラスハウス」に出演していた女子プロレスラーの木村花さんがひぼうや中傷を苦に自殺したとみられることを受けて対策を求める声が強まり、検討が進められています。