ギリシャとトルコ 地中海に艦艇を派遣 緊張高まる

ギリシャとトルコが、東地中海に埋蔵されている天然ガスをめぐって対立し、双方が領有権を主張する海域に艦艇を派遣するなど緊張が高まっています。
ギリシャとトルコは長年、東地中海に埋蔵されている天然ガスをめぐって双方が海域の領有権を主張し、対立しています。

こうした中、トルコが今月10日からこの海域にあるギリシャ領のカステロリゾ島の南に資源開発のための調査船を派遣しました。トルコ軍が提供した写真では調査船を囲む5隻の艦艇が確認できます。

これに対してギリシャも現地に艦艇を派遣しているということで、ギリシャ国防省の高官によりますと、12日には調査船を監視していたギリシャの艦艇とトルコの艦艇が衝突しそうになる事態にもなったということです。

ギリシャのミツォタキス首相は12日、声明を発表し、トルコ側に対話を呼びかけるとともに「われわれが状況を悪化させることはないが挑発を見過ごすことはない」と述べて強くけん制しました。

トルコのエルドアン大統領も13日の演説で「対話と交渉が解決への道だ」としながらも領有権は譲らない姿勢を鮮明にしています。

ギリシャとトルコは互いにNATO=北大西洋条約機構の加盟国ですがギリシャを支援するためフランスが東地中海に戦闘機2機と艦艇2隻を派遣するなど周辺国も巻き込んで緊張が高まっています。