ファミリーレストラン大手の中間決算 コロナ影響で赤字に転落

ファミリーレストラン大手の中間決算 コロナ影響で赤字に転落
ファミリーレストラン大手の「すかいらーくホールディングス」と「ロイヤルホールディングス」の、ことし6月までの半年間の中間決算は、新型コロナウイルスの感染拡大による店舗休業などの影響で、両社とも最終的な損益が赤字に転落しました。
このうち「すかいらーくホールディングス」の中間決算は、グループ全体で売り上げが前の年の同じ時期に比べて25%減って1390億円、最終的な損益は189億円の赤字に転落しました。

新型コロナウイルスの感染拡大で、店舗の臨時休業や営業時間の短縮を余儀なくされたことが響きました。この時期の赤字は、2014年に東京証券取引所に再び上場して以来、初めてです。

谷真会長兼社長はオンラインの会見で「感染が再び拡大し全国的に、また売り上げが落ち込んでいる。今後の見通しが立てられない」と述べました。

また、ロイヤルホールディングスの中間決算は、売り上げが前の年の同じ時期に比べて40%減って405億円、最終的な損益は131億円の赤字に転落しました。

店舗の臨時休業や営業時間を短縮した影響で、東日本大震災があった2011年以来、9年ぶりの最終赤字となりました。