都のステッカー掲示 集団感染発生のフィリピンパブ 対策確認へ

都のステッカー掲示 集団感染発生のフィリピンパブ 対策確認へ
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ対策をとっていることを示す、都のステッカーを掲示していた江戸川区のフィリピンパブで、客と従業員の集団感染が発生したことをうけて、都は、この店でどのような対策がとられていたか確認を進めることにしています。
東京 江戸川区西葛西のフィリピンパブ「マヨン2」では、客と従業員、合わせて8人の感染が明らかになっています。

この店は、感染拡大を防ぐ対策をとっていることを示す、東京都が発行したステッカーを掲示しています。

ステッカーは、都のホームペーから誰でも手続きができ、都が作成した対策のチェック項目の要件を満たしていれば、みずからチェックを入れて、自分で印刷することになっています。

都によりますと、この店は先月16日に発行を受けたということで、チェック項目にそった対策がとられていたか確認するため、13日正午ごろ職員が店を訪れました。

しかし、従業員と接触できなかったということで、都は引き続き、確認を進めることにしています。

また、都によりますと、この店は、酒を提供する飲食店などに対して都が行っている営業時間の短縮の要請を受けて、今月4日から休業していたということです。

都知事 “感染防止対策に協力を”

東京都の小池知事は、集団感染が起きた店について「感染拡大防止策を講じていないのにステッカーを貼っていたわけではない」と述べました。

そのうえで「店側には感染防止対策に協力してもらうとともに、利用客には、大声で話して飛まつが飛ばないようにするなどの認識も必要だ」と述べ、店と客の双方に対して感染防止対策に協力するよう、改めて呼びかけていました。