新型コロナ 山岳救助も「通常と違う」 長野県警が動画で説明

新型コロナ 山岳救助も「通常と違う」 長野県警が動画で説明
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新型コロナウイルスの感染が広がる中での夏山シーズン。

長野県警察本部は、感染防止対策をとりながらの救助活動は負担が大きいことを知ってもらおうと、救助の手順を動画で公開し、登山者に慎重な行動を呼びかけています。
長野県警察本部が制作した動画は、先月から、動画投稿サイト「YouTube」で公開されています。
この中では、遭難した人に感染の疑いがある場合、防護服を着せるほか、救助隊員自身もマスクやゴーグル、防護服などを身につけて活動にあたることが、実際の訓練の様子を通して紹介されています。

装備準備にも時間がかかる

県警察本部は、装備の準備などにいつもより時間がかかるほか、救助隊員に感染が広がると、出動できる隊員が減って、活動全体に影響が出かねないとしています。
このため、登山者に対して、体調に不安がある場合は絶対に山に入らないことや、例年以上に難易度を落とした山選びをすることなど、慎重な行動を呼びかけています。

長野県警察本部山岳遭難救助隊の※くし引知弘隊長は、「感染が拡大する中での救助活動が通常と違うことを知ってもらい、いつも以上に注意してもらいたい」と話していました。

※「くし」は、木へんに節