沖縄県 新型コロナ 3人が死亡 52人の感染確認

沖縄県 新型コロナ 3人が死亡 52人の感染確認
沖縄県は、新型コロナウイルスへの感染が確認されていた宮古島市在住の女性など10日までに合わせて3人の死亡が確認されたと発表しました。沖縄本島以外の離島で死亡した人は初めてです。また、10日は新たに52人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表しました。
沖縄県によりますと、死亡した3人は、那覇市の60代の男性が先月31日、宮古島市の女性が9日、沖縄本島在住の患者が10日、亡くなったのが確認されたということです。

沖縄本島以外の離島で死亡した人は初めてで、県内で、亡くなった人は10人となりました。

那覇市在住の60代の男性は、当初、主治医の診断で死因は基礎疾患によるものと診断されたものの、厚生労働省の指導により、新型コロナウイルス関連の死亡例とすることになったということです。

一方、沖縄県は、新たに10歳未満から90歳以上までの52人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表しました。

これで、沖縄県内での感染確認は1179人となりました。

県内では現在、258人が入院中で、このうち重症者は増えて11人だということです。

一方、アメリカ軍からは県内にある基地、キャンプ・コートニーで新たに1人の感染が確認されたと県に連絡があったということです。これで沖縄のアメリカ軍関係者の感染確認は、315人となりました。

玉城知事「夜の繁華街 滞在人口は着実に減少」

沖縄県の玉城知事は10日午後、記者会見を行い、3人が亡くなったことについて「ご冥福を心よりお祈り申し上げ、ご遺族の皆様には謹んでお悔やみ申し上げます」と弔意を表しました。

また、先月31日に緊急事態宣言を出してから10日を迎えたことについて、「夜の繁華街における滞在人口は着実に減少しており多くの県民が、不要不急の外出自粛に協力していただいているものと思う。ありがとうございます」と述べました。

那覇 市立小中学校全校を16日まで休校へ

那覇市は、新型コロナウイルスの感染者が急増していることから、市立の小中学校合わせて53校すべてを本来は、夏休み明けで登校が再開される11日から今月16日まで休校にすると発表しました。

一方、休校の期間中、保護者の職業が「医療従事者」などで仕事が休めない場合、市は、小学生を午前8時15分から午後3時まで学校で受け入れるということです。