アメリカ 新型コロナ感染者500万人超 死者16万人超 世界最多

アメリカ 新型コロナ感染者500万人超 死者16万人超 世界最多
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新型コロナウイルスの感染拡大が続くアメリカでは累計での感染者の数が500万人を超え、死者数も16万人を超えました。
ジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、アメリカの累計の感染者数は日本時間の10日午前3時の時点で、502万2187人と500万人を超えました。また、死者数も16万人を超え、感染者数、死者数ともに世界で最も多くなっています。

さらに感染者の数を州別でみますと、西部カリフォルニア州が最も多く、次いで南部フロリダ州、テキサス州、東部ニューヨーク州などとなっていて、一時、深刻だった東部ニューヨーク州では感染の拡大が落ち着きつつあるものの、各地の大都市で感染の拡大が続いている状況です。

アメリカ・ABCテレビなどの分析によりますと、全米20の州で検査の数に占める陽性の人の割合と、27の州で入院者数がそれぞれ増加傾向にあるということです。こうした中、各地では検査の増加で対応が追いつかないケースもでているということです。

一方、西部ワシントン州の大学の研究機関は、アメリカの死者数はことし12月1日までに、30万人近くに達するとの予測を発表しました。

この中で「全米で外出時のマスクの着用率を現在のおよそ50%から95%に増やせれば、死者数は22万8000人にとどまるだろう」と述べ、マスクの着用の重要性を指摘しています。