インド南部でホテル火災10人死亡 新型コロナ患者の治療施設か

インド南部にあるホテルで火災が発生し、少なくとも10人が死亡しました。このホテルは新型コロナウイルスに感染した患者の治療に使われていたということです。
インド南部のアンドラプラデシュ州ビジャヤワーダにあるホテルで9日早朝、火災が発生し、火は消防によっておよそ30分後に消し止められました。

警察などによりますと、少なくとも10人が死亡し、およそ20人が病院に運ばれました。このうち数人が重体だということです。

このホテルは、新型コロナウイルスに感染した患者の治療のために使われていたということで、火災発生時には、患者およそ30人と病院スタッフ10人がいて、飛び降りてけがをした人もいました。

火災を受けてインドのモディ首相は、ツイッターに「私の思いはいとしい人を失った人たちと共にある」というコメントを投稿しました。

地元メディアによりますと、インドでは6日にも西部のアーメダバードにある病院の集中治療室で火災があり、新型コロナウイルスの患者8人が亡くなったばかりです。

今回の火災では発生時に警報機が鳴らなかったという情報もあり、消防などが原因を調べています。