阿波おどりがない夏 ちょうちん飾りつけで活気を 徳島

阿波おどりがない夏 ちょうちん飾りつけで活気を 徳島
新型コロナウイルスの影響で阿波おどりが中止となった徳島市では、商店街を少しでも活気づけようと、阿波おどりで使うちょうちんの飾りつけが行われています。
日本を代表する夏祭りの1つ、徳島市の阿波おどりは、例年お盆の時期に市内中心部で行われ、毎年100万人を超える観光客が訪れます。しかし、ことしは新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、戦後初めてすべての日程の中止が決まりました。

こうした中、阿波おどり実行委員会では街を少しでも活気づけようと、阿波おどりで使うちょうちんを無料で貸し出して商店街などに飾りつけてもらうことにしていて、両国本町商店街にあるお茶の専門店「三好園」では家族総出でちょうちんを取り付けました。

店の人たちは脚立に上って赤や黄色の鮮やかなちょうちんを店の軒先につり下げ、およそ20個のちょうちんが飾りつけられると立ち止まって写真撮影をする人もいました。

「三好園」の黒川耕助社長は「最近明るいニュースが少ないので少しでも気持ちが明るくなればと思って飾りつけました。阿波おどりがないのは寂しいですが来年は開催できたらいいなと思います」と話していました。