競泳 松元克央が約半年ぶりレース出場 200m自由形で好記録

競泳 松元克央が約半年ぶりレース出場 200m自由形で好記録
来年の東京オリンピックで、金メダル獲得を目指す競泳の松元克央選手が、およそ半年ぶりにレースに出場し「久しぶりに水泳をやっていると感じた。オリンピック開催を信じて練習を積み、感覚を戻していきたい」と話しました。
松元選手は、去年の世界選手権の男子200メートル自由形で日本選手初のメダルとなる銀メダルを獲得し、東京オリンピックでは、金メダル獲得を目指しています。

新型コロナウイルスの影響で、大会の中止が相次ぐ中、松元選手は9日、千葉県習志野市で行われた記録会で、ことし2月以来、およそ半年ぶりに得意の200メートル自由形に出場しました。

松元選手は「久々ですごく怖かった」と、前半は慎重な泳ぎをみせましたが、後半は持ち味のダイナミックな泳ぎでぐんぐんペースを上げ、自身の日本記録まであと1秒余りとなる1分46秒69で1位でした。

松元選手は「久しぶりに水泳をやっていると感じた。十分な練習ができていない分、前半の怖さにつながったが、タイム自体は悪くないと思う。どんどん感覚を戻していきたい」と話しました。

東京オリンピックに向けては「本当に開催されるのかいまも不安はあり、練習でも最後のひとふんばりがきかないところがある」と心境を明かしたうえで「金メダルは金メダルをとるだけの練習をしないと絶対にとれないと思う。開催を信じて練習を積んでいきたい」と話していました。