ヨーロッパで再び感染者増加 パリでは屋外でもマスク義務化

ヨーロッパで再び感染者増加 パリでは屋外でもマスク義務化
ヨーロッパでは先月中旬から新型コロナウイルスの感染者が再び増える傾向にあり、フランスの首都パリの警視庁は、屋外でも混雑する場所ではマスクの着用を義務化すると発表しました。
パリの警視庁は8日、声明を発表し、先月中旬からパリやその周辺の地域で20代や30代を中心に感染が広がっているとして、10日から屋外でも混雑する場所ではマスクの着用を義務化すると発表しました。

マスクの着用は、これまで公共の交通機関や公共施設などで義務づけられていましたが、国内の感染者が増加傾向にあることを受けて、先月末から、自治体の判断で屋外でもマスクの着用を義務化できるようになりました。

フランスでは7日に確認された新たな感染者数が2288人と、外出制限の解除後最も多くなり、バカンスシーズンで若者が感染対策をとらずに大人数で集まっているなどとして、問題視されています。

このほか、ヨーロッパでは、スペインやドイツ、ベルギーなどでも感染者が増加傾向にあり、ドイツでは8日から感染のリスクが高い地域からの入国者に対し、PCR検査を義務化するなど感染の再拡大への懸念が強まっています。