東京都 新型コロナ患者受け入れの医療機関に支援金支給へ

東京都 新型コロナ患者受け入れの医療機関に支援金支給へ
新型コロナウイルスの患者を受け入れた医療機関を支援するため、東京都は、1つの医療機関につき最低2000万円の支援金を臨時で支給することになりました。
都によりますと、新型コロナウイルスの入院患者を受け入れた都内の医療機関から、通常の患者の診療や入院を断るなどして収入が落ち込んだり、院内での感染対策を整える費用がかさんだりして、経営を圧迫しているという声が寄せられています。

このため、都はこうした病院を支援するため200億円の補正予算を組みました。

支援金の支給対象となるのは、都内で最初の感染が確認されたことし1月から緊急事態宣言が解除された5月25日までの間に、新型コロナウイルスの入院患者を受け入れた都内の医療機関です。

都は、およそ130の医療機関が対象になると見ていて、支援金は、1つの医療機関につき最低2000万円に加えて、受け入れた入院患者や重症患者の数によって上乗せするということです。

都は、受け入れた患者1人につきどれくらい上乗せするのかや、支給できる時期など詳細を詰めていて、できるだけ早く支給したいとしています。