どの都道府県が当てはまる?政府分科会指標で感染状況を分析

どの都道府県が当てはまる?政府分科会指標で感染状況を分析
新型コロナウイルス対策を検討する政府の分科会は、これまでに感染状況について、感染が散発的に起きている段階から、爆発的に拡大している段階まで、4つのステージに分ける考え方を示していて、7日、開かれた会合では、どのステージにあるか、判断するための指標を具体的な数値とともに示しました。

現状ではどの都道府県が、それぞれの指標に当てはまるのかを見てみます。

病床のひっ迫具合

まず、病床のひっ迫具合です。

5日の時点で、ステージ3の指標とされた「最大確保できる病床数の占有率が5分の1(20%)以上」、もしくは「現時点で確保している病床数の占有率が4分の1(25%)以上」などとなったのは、以下の18都府県です。

▽茨城県
▽栃木県
▽埼玉県
▽千葉県
▽東京都
▽岐阜県
▽静岡県
▽愛知県
▽滋賀県
▽京都府
▽大阪府
▽兵庫県
▽和歌山県
▽広島県
▽福岡県
▽熊本県
▽宮崎県
▽沖縄県

一方、ステージ4の指標とされた「最大確保できる病床数の占有率が2分の1(50%)以上」などとなっている都道府県はありません。

PCR検査の陽性率

次に、PCR検査の陽性率です。

先月27日から今月2日の間の1週間の平均でステージ2とステージ4の指標とされた「陽性率10%」を上回ったのは、愛知県と大阪府の2府県です。

▽愛知県 18.5%
▽大阪府 11.1%

新規感染者数

続いて、新規感染者数です。

5日までの1週間に、ステージ3の指標とされた「人口10万人当たりの1週間の感染者数が15人以上」となったのは東京都と福岡県の2都県です。

▽東京都 17.41人
▽福岡県 16.58人

同じ期間にステージ4の指標とされた「人口10万人当たりの1週間の感染者数」が25人以上となったのは沖縄県で、30.21人となっています。

直近1週間と前の週の感染者数の比較

次に、直近1週間と前の週の感染者数の比較です。

5日までの1週間の感染者数について、ステージ3とステージ4の指標とされた「直近1週間の感染者数がその前の週よりも多い」のは、以下の35の都道府県です。

▽北海道(2.68)
▽宮城県(1.60)
▽福島県(2.00)
▽茨城県(2.21)
▽群馬県(2.11)
▽埼玉県(1.38)
▽千葉県(1.74)
▽東京都(1.34)
▽神奈川県(1.92)
▽新潟県(3.00)
▽富山県(14.50)
▽福井県(1.56)
▽山梨県(2.40)
▽長野県(1.44)
▽岐阜県(1.11)
▽愛知県(1.62)
▽三重県(2.87)
▽滋賀県(2.09)
▽京都府(1.05)
▽大阪府(1.28)
▽兵庫県(1.43)
▽奈良県(1.30)
▽鳥取県(1.80)
▽岡山県(1.11)
▽広島県(1.11)
▽徳島県(3.13)
▽香川県(7.00)
▽愛媛県(1.83)
▽福岡県(1.83)
▽佐賀県(2.88)
▽長崎県(7.18)
▽熊本県(1.54)
▽大分県(6.00)
▽宮崎県(1.31)
▽沖縄県(3.72)

感染経路が不明な人の割合

感染経路が不明な人の割合です。

先月31日までの1週間の平均でステージ3とステージ4の指標とされた「50%」以上となったのは以下の16都道府県です。

▽北海道(55%)
▽青森県(100%)
▽岩手県(75%)
▽宮城県(50%)
▽秋田県(50%)
▽福島県(100%)
▽群馬県(57%)
▽東京都(59%)
▽神奈川県(65%)
▽富山県(80%)
▽愛知県(57%)
▽大阪府(67%)
▽島根県(100%)
▽香川県(100%)
▽福岡県(60%)
▽長崎県(52%)