金先物価格 最高値更新 7000円台に 大阪取引所

金先物価格 最高値更新 7000円台に 大阪取引所
大阪取引所で7日、「金」の先物価格が最高値を更新し、初めて終値で1グラム当たり7000円になりました。新型コロナウイルスの感染拡大による景気の先行きへの懸念が強まる中、比較的安全な資産とされる金に買い注文が集まりました。
国内での金の先物取引は、先月末に総合取引所としてスタートした大阪取引所で行われています。

7日は、取り引き開始直後から買い注文が膨らみ、金の先物価格の終値は、取り引きの中心となる「来年6月もの」で、1グラム当たり7000円と、6日より56円値上がりしました。

これは、国内で金の先物取引が始まった昭和57年以降の最高値です。

新型コロナウイルスの感染拡大によって景気の先行きへの懸念が強まる中、比較的安全な資産として金の買い注文が増えました。

市場関係者は「日本を含む世界各国の中央銀行が大規模な金融緩和を行い、金融市場に大量の資金が流れ込んでいることも、最高値につながった」と話しています。