6日のニューヨーク株式市場は、追加の経済対策への期待に加えて、ＩＴ関連銘柄が買い注文を集め、ダウ平均株価は5日連続で値上がりしました。

6日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価の終値は、前日に比べて185ドル46セント高い、2万7386ドル98セントで、5日続けて値上がりしました。

この日は、取り引き開始前に発表された失業保険の申請件数が市場の予想より少なかったことに加え、新型コロナウイルスの感染拡大に対応した追加の経済対策への期待から、買い注文が先行しました。

さらに、アップルやマイクロソフト、それにウォルト・ディズニーなどが値を上げ、株価全体を引っ張りました。

ＩＴ関連銘柄の多いナスダックの株価指数も最高値を更新し、終値で初めて1万1000ポイントを上回りました。

市場関係者は「経済対策をめぐるアメリカ議会の折衝は依然、与野党の隔たりが大きい。また、7日に発表される先月の雇用統計の内容を見極めたいと取り引きを控える動きもあった」と話しています。