新型コロナの感染者情報システム 自治体で利用進む 官房長官

新型コロナの感染者情報システム 自治体で利用進む 官房長官
新型コロナウイルスの感染者情報を一元的に管理するシステムについて、菅官房長官は、保健所のあるほとんどの自治体で利用が進んできたことを明らかにしました。
新型コロナウイルスの感染拡大で、厚生労働省は5月に、感染者情報を一元的に管理する「HER=SYS」と呼ばれるシステムの運用を始めました。

しかし、先月下旬の時点では、保健所が設置されている全国155の自治体のうち、東京と大阪のおよそ30の自治体で利用されていませんでした。

菅官房長官は5日の記者会見で、今週から東京都が運用を始めるなど利用する自治体は153に増えたことを明らかにしました。

そして「医療機関や保健所でのデータ入力の支援を含めて、システムの活用の推進を図っていきたい」と述べ、引き続き保健所などの負担軽減を図りたいという考えを示しました。