米中 中国人記者の取材ビザ更新めぐり対立再燃

米中 中国人記者の取材ビザ更新めぐり対立再燃
中国外務省は、アメリカに駐在する中国人記者が取材ビザの更新を申請しても、アメリカ側が承認しないと指摘し、対応を改めなければ対抗措置も辞さないとして、アメリカをけん制しました。
アメリカ政府は、ことし5月、それまで制限がなかったアメリカに駐在する中国人記者の取材ビザの有効期間を90日に制限すると発表し、90日ごとに更新の申請を求める措置を始めました。

中国共産党系のメディア「環球時報」によりますと、取材ビザは6日、最初の期限を迎えますが、更新を申請しているおよそ40人の記者はいずれもアメリカ側からいまだに承認されていないということです。

これについて、中国外務省の汪文斌報道官は4日の記者会見でこうした状況を認めたうえで、「アメリカの行為は中国メディアの正常な取材活動を著しく妨害するものだ」と述べ、非難しました。

そのうえで「アメリカはすぐに間違いをただし、中国メディアや記者への政治的抑圧をやめるべきだ。もしアメリカが過ちを改めなければ、中国は必要な対応をとらざるをえなくなる」と述べ、対抗措置も辞さないとけん制しました。

米中両国は、ことしに入って、メディアの扱いをめぐっても対立を深め、アメリカが中国人記者の人数を制限するなどしたのに対し、中国がアメリカの有力紙の記者に記者証を返還させるなどしていて、今回の発言は両国の対立が再燃した形です。