韓国で大雨続く 14人死亡12人不明

韓国で大雨続く 14人死亡12人不明
韓国では今月に入り、首都圏や中部を中心に大雨となっていて、これまでに14人が死亡、12人が行方不明となっています。
前線などの影響で、韓国は今月に入り、首都圏や中部を中心に大雨となっていて、1日午前0時から4日午後3時までの総雨量は、北朝鮮との軍事境界線に近いチョロン(鉄原)で576ミリとなっているほか、首都ソウルでは263ミリと、この数日で、平年の8月1か月分の7割に当たる雨が降りました。

この大雨で、韓国中部の都市アサン(牙山)で、マンホールに落ちて行方が分からなくなっていた50代の男性が4日に遺体で見つかるなど、全国ではこれまでに14人が死亡、12人が行方不明となっています。

交通にも影響が出ていて、各地で鉄道が運休となっているほか、ソウル市内では、中心部を流れる川、ハンガン(漢江)が一部であふれ、道路が水につかっています。

こうした状況を受けて、ムン・ジェイン(文在寅)大統領は急きょ休暇を取りやめて、4日午後、緊急の対策会議を開き、中国に上陸している台風4号の影響で、さらに降水量が増えるおそれがあるとして、対応に万全を尽くすよう指示しました。

韓国統一省の関係者によりますと、雨は北朝鮮でも降り続いているとみられ、北朝鮮は、韓国に流れ込むイムジン(臨津)川の上流にあるダムの放流を予告なしで行ったということです。

これまでのところ、韓国側に被害は出ていないということですが、2009年には北朝鮮によるダムの放流で韓国側で死者が出ており、北朝鮮は、事前に通知することで同意していて、この関係者は「災害で協力できないのは残念だ」としています。