新型コロナ 検査した人の陽性率 全国で上昇 約1か月で4.6倍に

新型コロナ 検査した人の陽性率 全国で上昇 約1か月で4.6倍に
厚生労働省によりますと、7月20日から26日までの1週間に全国で検査を受けた人のうち、陽性となった人の割合は6%でした。

都道府県をまたぐ移動の自粛が全国で緩和されたあとの6月22日の週に比べると、およそ1か月間で4.6倍になっています。
都道府県別では、
▽滋賀が、6月22日の週に0%だったのが、7月20日の週は22.4%に、
▽愛知が、6月22日の週に0%だったのが、7月20日の週は15.5%に、
それぞれ上昇しました。

また、
▽大阪は、6月22日の週の0.4%から、7月20日の週は9.7%に、
▽東京は、6月22日の週の2.5%から、7月20日の週は7.7%に、
▽福岡は、6月22日の週の0.3%から、7月20日の週は7.7%に、
▽宮崎は、6月22日の週の0%から、7月20日の週は7.1%に、
上昇しています。

厚生労働省の担当者は「陽性率の推移だけで評価することは難しいが、高すぎる数値ではなく、必要な検査をして感染者を見つけ出せている状況ではないか」としたうえで、「今後、重症者の割合や、検査の対象をどこまで広げているかといったデータも見ながら、さらに分析していきたい」と話しています。