萩生田文科相「大学もオンラインと対面併用を」コロナ

萩生田文科相「大学もオンラインと対面併用を」コロナ
新型コロナウイルスの影響で、一部の大学でオンラインでの授業しか行われていないことについて、萩生田文部科学大臣は、小中学校でも感染対策の工夫をしながら通学させていると苦言を呈し、対面での授業との併用を促しました。
文部科学省によりますと、先月1日時点で、大学や高等専門学校のおよそ24%では、オンラインでの授業しか行われておらず、学生からは「キャンパスに一度も行ったことがなく、他の学生とも交流がないので不安だ」とか、「音楽などの実技の授業は対面で受けたい」といった声が寄せられているということです。

これについて、萩生田文部科学大臣は記者会見で、「小中学校でも感染対策の工夫をしながら通学させているので、大学だけが完全にキャンパスを閉じるというのはいかがなものかと思う」と苦言を呈しました。

そのうえで、「大学側には学生の思いをしっかり受け止めてもらいたい。ウィズコロナ・ポストコロナの社会では、オンラインのよさと対面のよさを上手に組み合わせた教育の実現が重要だ」と述べ、対面での授業との併用を促しました。