尖閣周辺 中国海警局の船の航行続く 官房長官 緊張感持ち監視

尖閣周辺 中国海警局の船の航行続く 官房長官 緊張感持ち監視
沖縄県の尖閣諸島の周辺海域で、中国海警局の船が2日まで111日連続で接続水域での航行を続けたことに関連し、菅官房長官は中国側に厳重に抗議しているとしたうえで、今後も緊張感を持って警戒監視にあたる考えを示しました。
沖縄県の尖閣諸島の周辺海域では、中国海警局の船が、ことし4月14日から過去最長となる111日連続で、日本の領海のすぐ外側にある接続水域での航行を続けて、2日に接続水域を出ましたが、この間、日本の領海に侵入し、操業中の日本漁船に接近する動きを繰り返すなど、活動を活発化させています。
これに関連して菅官房長官は、閣議のあとの記者会見で「極めて深刻に考えており、中国側に現場海域で海上保安庁の巡視船から警告を行うとともに、外交ルートを通じて厳重に抗議している」と述べました。

そのうえで、菅官房長官は「わが国の領土・領空・領海は断固として守るという方針のもと引き続き、緊張感を持って、関係省庁が連携し、情報収集に努めて、尖閣諸島周辺の警戒監視に万全を尽くしていく。中国に対しては、きぜんと、冷静に対応していきたい」と述べました。

防衛相「自衛隊 海保と連携し万が一の事態には対応」

沖縄県の尖閣諸島周辺海域で、過去に、中国が設けている禁漁期間のあと中国海警局の船が、漁船とともに日本の領海に侵入したことを踏まえ、河野防衛大臣は「自衛隊としても、海上保安庁と連携し、必要な場合には行動していきたい」と述べました。

沖縄県の尖閣諸島周辺海域では、日本と中国の漁業協定に基づき、中国の漁船は日本の領海の外で操業することは認められていますが、4年前の平成28年8月に、中国政府が独自に設けている禁漁期間が終わったあと、中国海警局の船が多くの漁船とともに日本の領海に侵入し緊張が高まりました。

河野防衛大臣は閣議のあとの記者会見で、今月16日に、ことしの禁漁期間が終了したあとの防衛省・自衛隊の対応について「海上保安庁が対処してくれているが、自衛隊としても連携し、必要な場合にはしっかり行動していきたい」と述べました。

そのうえで、記者団が「中国海警局などについて、自衛隊の行動に言及するのは刺激的ではないか」と質問したのに対し、河野大臣は「特に刺激的なことを申し上げたつもりはない。さまざまなことが南シナ海をはじめとして行われており、万が一、自衛隊が対応しなければならない事態になった場合には対応するということだ」と述べました。