シンガポール コロナで自宅で隔離の人に腕輪型端末を義務づけ

シンガポールでは、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、入国してから2週間の隔離期間を自宅で過ごす人を対象に、外出していないかを確認する腕輪型の電子端末の装着が義務づけられることになりました。
シンガポールでは、建設業などで働く外国人労働者の宿舎を中心に感染の拡大が続いていて、新たに入国した人に対しては、原則として政府が指定する施設や自宅での2週間の隔離が義務づけられています。

これについてシンガポール入国管理局などは、今月10日の深夜から、隔離期間を自宅で過ごす13歳以上の人を対象に、腕輪型の電子端末の装着を義務づけることを新たに決めました。

腕輪型の端末は、自宅に置かれた別の端末と無線通信で結ばれていて、外出して一定の距離があいたり、腕輪を外そうとしたりすると当局に警報が送られ、担当者が確認にあたるということです。

対象になるのは、政府が感染拡大を一定程度抑え込めていると判断している中国やニュージーランドなど、8つの国と地域から入国した人で、日本は現在は政府が指定する施設での隔離が義務づけられているため、腕輪型端末の装着の対象にはなっていません。