新型コロナ影響で デジタル化は「不可逆的」 情報通信白書

新型コロナ影響で デジタル化は「不可逆的」 情報通信白書
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政府はことしの情報通信白書をまとめ、新型コロナウイルスの影響で急速に進んだ社会のデジタル化は不可逆だとしたうえで、増加するサイバー攻撃などへの適切なセキュリティー対策が欠かせないと指摘しています。
白書では、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえて「従来の社会活動が極端に制限される中で、急速かつ強制的に社会のデジタル化が進んだことで、一部のサービスを除き場所にとらわれない生活・働き方が可能であることが人々の体験として実感された。この変化は不可逆的なものである」としています。
そのうえで、テレワークの拡大に伴ってサイバー攻撃やフィッシング詐欺などが増えているほか、急速に普及したネット上のテレビ会議システムでもセキュリティー上の問題が見つかったとして、適切な対策が欠かせないと警鐘を鳴らしています。

そして、新型コロナウイルスの感染予防と社会経済活動を両立するためにも、オンラインによる授業や診療などデジタル化を前提とした新しい業務やサービスが求められるとして、政府としても行政手続きのデジタル化を進めていくとしています。