国連 北朝鮮の核開発進展に警鐘 小型核兵器開発の分析受け

国連 北朝鮮の核開発進展に警鐘 小型核兵器開発の分析受け
北朝鮮に対する制裁の実施状況を調べる国連安全保障理事会の専門家パネルは、最新の報告書で北朝鮮が小型化した核兵器を開発した可能性があるとする、関係国の分析を明らかにしました。北朝鮮の核開発の進展に警鐘を鳴らし、各国に制裁の完全な実施を求めるねらいがあるとみられます。
北朝鮮に対する制裁の実施状況を調べる専門家パネルは3日、この半年間の中間報告書を安保理の委員会に提出し、北朝鮮の核・ミサイル開発の分析結果を明らかにしました。

それによりますと、北朝鮮は核兵器の原料となる濃縮ウランの製造とプルトニウムを抽出できる実験用軽水炉の建設を継続しているとしています。

そのうえで「複数の関係国が、北朝鮮が弾道ミサイルに搭載可能な小型化した核兵器を開発した可能性があると分析している」と明らかにしています。

北朝鮮による核弾頭の小型化について、日本政府は去年発表した防衛白書で、「すでに実現しているとみられる」と分析しています。

一方、アメリカが警戒する、ICBM=大陸間弾道ミサイルに搭載可能な核弾頭は、短中距離に比べて高い技術が求められるとされ、これを北朝鮮が実現したかどうかは明確になっていません。

報告書はミサイルの種類までは踏み込んでおらず、全体的な北朝鮮の核開発の進展に警鐘を鳴らし、各国に制裁の完全な実施を求めるねらいがあるとみられます。