新疆ウイグル自治区幹部らに制裁に中国反発 米中で制裁の応酬

新疆ウイグル自治区幹部らに制裁に中国反発 米中で制裁の応酬
アメリカのトランプ政権が、中国の新疆ウイグル自治区で深刻な人権侵害に関わったとして、自治区の開発や治安維持を担う組織と、その幹部らに制裁を科すと発表したことに対し、中国外務省は対抗措置も辞さない姿勢を示し、米中の間で制裁の応酬が続いています。
アメリカのトランプ政権は先月31日、新疆ウイグル自治区でウイグル族を大勢拘束するなど、深刻な人権侵害に関わったとして、自治区特有の組織である「新疆生産建設兵団」と、その幹部ら2人を対象に、アメリカ国内の資産の凍結やアメリカへの渡航制限などの制裁を科すと発表しました。
これについて、中国外務省の汪文斌報道官は3日の記者会見で「アメリカの行為は中国の内政に著しく干渉するもので、断固反対し強く非難する」と述べて反発しました。

そのうえで「アメリカには、間違った決定をすぐに撤回するように促す。アメリカが、もし勝手なことをするならば断固反撃する」と述べ、対抗措置も辞さない姿勢を示してけん制しました。

トランプ政権は先月、新疆ウイグル自治区のトップら4人に同様の制裁を科し、これに対し中国は、アメリカの対中強硬派の上院議員ら4人に同じ内容の制裁を科す対抗措置を打ち出しており、米中の間ではウイグル族の問題をめぐって制裁の応酬が続いています。