東京六大学野球 春のリーグ戦 観客3000人上限で開催へ

東京六大学野球 春のリーグ戦 観客3000人上限で開催へ
東京六大学野球連盟は今月10日に開幕する、延期となっていた春のリーグ戦について、観客数の上限を3000人までにして行うことを決めました。
東京六大学野球の春のリーグ戦は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて当初の4月開幕から大幅に延期され、今月10日から17日まで神宮球場で、6校の1試合総当たりの方式にして行われます。

東京六大学野球連盟は3日、都内で常務理事会を開き、観客数の上限を神宮球場に収容できる人数のおよそ10分の1にあたる3000人までとすることを決めました。

観客が入れるのは内野エリアで、すべて自由席となっています。

また連盟では、リーグ戦の開催に合わせてガイドラインを発表し、座る間隔は極力2メートル以上空けて、自分の座席番号を記録しておくよう呼びかけるほか、緊急時の連絡先としてメールアドレスの提供を要請するとしています。

そして、政府や東京都から緊急事態宣言に伴うイベントなどの自粛要請が出された場合は、リーグ戦を中止とするとしています。

東京六大学野球連盟の井上崇通理事長は「学生が熱い思いを試合にぶつける環境を整えたい。見ている人に野球を通じて元気を届けられればと思う」と話していました。

全日本大学野球連盟によりますと、全国に26ある大学野球連盟のうち、東京六大学野球を除いて春のリーグ戦はすべて中止になっています。