大手デパート5社 7月の売り上げ 15%から25%減少 新型コロナ

大手デパート5社 7月の売り上げ 15%から25%減少 新型コロナ
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大手デパート5社の先月・7月の売り上げは、去年の同じ月と比べて15%から25%減少しました。新型コロナウイルスの感染が再び拡大したことで、各社とも来店客数が落ち込んだためなどとしています。
大手デパート各社の先月の売り上げは速報値で、各社とも去年の同じ月を下回りました。

減少幅は
▼阪急阪神百貨店が25.1%
▼三越伊勢丹ホールディングスが22.6%
▼大丸と松坂屋を運営するJ.フロント リテイリングが22.2%
▼高島屋が19.6%
▼そごう・西武が15.5%となっています。

各社によりますと、先月はほとんどの店舗で営業時間は通常どおりでしたが、新型コロナウイルスの感染が再び拡大し、外出を控える動きが強まって来店客数が落ち込んだということです。

また、店内の混雑を防ぐため夏物セールの期間を分散したことや外国人旅行客による免税の売り上げが、ほとんどないことも売り上げ減少の要因となっています。

デパート5社の売り上げは、ことし6月もおよそ15%から25%と先月と同じ水準で減少していて、厳しい状況が続いています。

各社では、ネットを通じた販売を強化するなどして、売り上げの回復を急ぎたいとしています。