UAEで原発稼働 湾岸の産油国で初 安全管理への懸念も指摘

UAEで原発稼働 湾岸の産油国で初 安全管理への懸念も指摘
UAE=アラブ首長国連邦で、湾岸の産油国で初めてとなる原子力発電所が稼働しました。天然ガスへのエネルギー依存度を減らすねらいがある一方、安全管理への懸念も指摘されています。
UAEの国営通信が1日に伝えたところによりますと、稼働したのは西部のバラカ原発の1号機です。

バラカ原発は、日本やアメリカの企業連合なども受注を目指していましたが、韓国の企業連合が2009年に受注し、4基の原子炉の整備を進めています。

UAEはこれまで天然ガスを使った火力発電が主流で、エネルギー生産を化石燃料に頼ってきた湾岸の産油国が原発を稼働させるのは初めてです。

UAEとしては、天然ガスへのエネルギー依存度を減らすとともに、原発の導入によって二酸化炭素の排出量を抑え、環境配慮への取り組みをアピールするねらいがあるものと見られます。

政府は残る3基の原子炉についても順次稼働し、最終的には国内の電力需要の4分の1にあたる、5600メガワットを発電する計画です。

その一方で、懸念されているのが施設の安全管理です。

UAEは、同じ中東のイエメンの内戦に介入し、イエメンの反政府勢力フーシ派と戦う勢力を支援していますが、フーシ派は敵対するサウジアラビアにミサイル攻撃を続けるなどしていることから、UAEのバラカ原発が攻撃対象となる懸念も指摘されています。