J1 選手の発熱確認も試合開催 FC東京監督 複雑な心境訴え

J1 選手の発熱確認も試合開催 FC東京監督 複雑な心境訴え
1日に行われたサッカーJ1、FC東京とサガン鳥栖の試合の前に、サガンに発熱した選手が確認されていたことが分かりました。Jリーグは、ガイドラインなどに基づき、試合の開催に問題はないと判断したということですが、FC東京の長谷川健太監督は「安心を担保できない中で試合をやらせるのは考えてもらいたい」と訴えました。
1日に行われたサッカーJ1の第8節で、FC東京はサガン鳥栖と対戦し、試合はサガンが3対2で今シーズン初勝利をあげました。

FC東京によりますと、試合を開催する前にサガン側から発熱した選手が出たと連絡を受けたということです。

発熱した選手は遠征に同行していたものの、ベンチ入りせず、療養していて、Jリーグに問い合わせたところ、新型コロナウイルスへの対応ガイドラインなどに基づいて試合を行っても問題ないとの回答だったということです。

この判断について、FC東京の長谷川監督は、試合後の会見で「こういう状況では試合はやらないべきだと思う。発熱した人が遠征に同行したのなら、PCR検査を全員行って、陰性と判定されれば、選手たちは安心してプレーできる。安心を担保できない中で試合をやらせるのは考えてもらいたい」と訴えました。

そして、「選手には、試合前に不安なら出場しなくてもいいと伝えた。選手の生活や健康を預かっている監督として強引にやらせることは苦しい選択だった」と話しました。