ケニア 約4か月ぶりに国際商業便の運航を再開 隔離免除も

ケニア 約4か月ぶりに国際商業便の運航を再開 隔離免除も
アフリカでは、新型コロナウイルス対策として多くの国が国境を事実上封鎖していますが、東部のケニアは1日、国際的な商業便の運航を再開させました。外国からのビジネス関係者などを呼び込むねらいがあるとみられています。
ケニアは、ウイルス対策として、ことし3月下旬から国境を事実上封鎖していましたが、1日に約4か月ぶりに国際的な商業便の運航を再開させました。

首都ナイロビの国際空港では、運航の再開を記念する式典が開かれ、最初の国際便がイギリスに向かいました。

これに合わせて、ケニア政府は、感染による症状が出ていないことなどを条件に、日本を含む18か国からの渡航者については、到着後の隔離を免除すると発表しました。

ケニアでは、感染者が2万1000人を超えていますが、ケニヤッタ大統領は先月、「ウイルスは健康問題でもあるが、経済問題でもある」と述べ、経済活動の再開を進める考えを強調していました。

国際的な商業便の再開は、外国からのビジネス関係者や観光客を呼び込むねらいがあるとみられています。

AU=アフリカ連合のまとめでは、アフリカ大陸では、感染者が92万人を超え、南アフリカなど多くの国が国境の事実上の封鎖を続ける一方、ケニアのほか、エジプトやセネガルなど一部の国では、商業便を再開させる動きも進んでいます。