ニホンライチョウ 長野で“復活計画” 3組の親子を移送

ニホンライチョウ 長野で“復活計画” 3組の親子を移送
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絶滅のおそれがあるニホンライチョウの復活計画が進む長野県の中央アルプスに1日、北アルプスの別の山から、3組のライチョウの親子がヘリコプターを使って移送されました。
国の特別天然記念物で絶滅のおそれがあるニホンライチョウは、長野県の中央アルプスでは、約半世紀前に絶滅したとされていましたが、おととし、木曽駒ヶ岳でメス1羽の生息が確認されたことから環境省が復活計画を進めています。

その一環として、比較的生息数が多い北アルプスの乗鞍岳から親子を移り住ませて繁殖させる計画を立てていて、1日午前にヘリコプターを使って3組の親子を木曽駒ヶ岳に移送しました。

移送されたのは、メス3羽と約1か月前にふ化したひな16羽の合わせて19羽で、親子ごとに段ボール箱に入れられて運ばれ、到着後すぐに、ケージと呼ばれる小屋に入れられました。

その後、ケージの外にも出されて、元気に走り回るなどしていました。

環境省は、この親子を天敵の動物から守るとともに、新たな環境に慣れてもらうため、1週間程度、夜の間だけケージで保護し、その後、放鳥する予定です。

計画に携わる信州大学の中村浩志名誉教授は「無事に移送できてほっとしています。山の上で見かけても静かに見守ってほしいです」と話していました。