米 ウイグル自治区の治安維持組織と幹部に制裁 米中で応酬続く

米 ウイグル自治区の治安維持組織と幹部に制裁 米中で応酬続く
アメリカは中国の新疆ウイグル自治区で深刻な人権侵害に関わったとして、自治区の開発や治安維持を担う組織とその幹部ら2人に制裁を科すと発表しました。アメリカと中国の間では制裁の応酬が続いています。
トランプ政権は31日、新疆ウイグル自治区でウイグル族を大勢拘束するなど深刻な人権侵害に関わったとして、自治区特有の組織である「新疆生産建設兵団」とその幹部ら2人を対象に、アメリカ国内の資産の凍結やアメリカへの渡航制限などの制裁を科すと発表しました。

新疆生産建設兵団は66年前に防衛や開拓のために組織され、経済開発、行政、治安維持を担ってきた自治区の重要な組織です。

ポンペイオ国務長官は声明を発表し、「制裁は人権侵害を抑止するためであり、各国がともに中国を非難するよう求める」と呼びかけました。

トランプ政権は7月、新疆ウイグル自治区のトップら4人に同様の制裁を科し、これに対して中国は、アメリカの対中強硬派の上院議員ら4人に同じ内容の制裁を科す対抗措置を打ち出しました。

今回の措置はアメリカが制裁の範囲をさらに広げるもので、激しく対立する米中の間で制裁の応酬が続いています。