台湾 李登輝元総統の追悼会場 台北に設置へ 海外にも記帳所

台湾 李登輝元総統の追悼会場 台北に設置へ 海外にも記帳所
台湾で初めての直接投票による総統選挙を実現させるなど民主化に尽力した李登輝元総統が死去したことを受けて、総統府は、1日から台北市内に追悼会場を設けるほか、新型コロナウイルスで台湾を訪れることができない人のために海外にある出先機関などにも記帳所を設置することを明らかにしました。
台湾の李登輝元総統は30日夜、入院先の台北市内の病院で多臓器不全などのため、97歳で亡くなりました。

蔡英文総統は31日、台北市内の催しで、「グローバル化が激しく進む時代に静かな革命という方法で台湾を率い、権威主義を抜け出して民主主義にまい進した。台湾の経済体制の健全化と繁栄を確保し、人々が民主化の奇跡を記憶するところとなった」と述べ、深い哀悼の意を示しました。

総統府は、市民が追悼できるよう、1日から16日まで、かつては迎賓館としても使われた台北賓館に追悼会場を設けることを明らかにしました。

また、新型コロナウイルスで台湾を訪れることができない人も多いことから、海外にある台湾の窓口機関や出先機関に記帳所を設置するということです。

李元総統の死去を受けて、市民は「台湾の人々が初めて選んだ総統で、台湾の民主主義において最も重要な人だ」とか、「無血革命に成功したことは簡単なことではなく、ほかの人だったら成し遂げられなかっただろう」としのんでいました。