新型コロナ PCR検査結果を取り違え通知 千葉県衛生研究所

新型コロナ PCR検査結果を取り違え通知 千葉県衛生研究所
千葉県衛生研究所の職員が新型コロナウイルスのPCR検査の結果を取り違えて保健所に連絡し、実際は感染していた人に誤って陰性だと伝えていたことが分かりました。
これは31日、千葉県が会見を開いて発表しました。

それによりますと、今月24日、千葉県衛生研究所で職員が新型コロナウイルスのPCR検査の結果を一覧表に記入する際、▽感染が判明した60代の女性の欄に「陰性」をあらわす「-」を記入し、▽逆に陰性だった人の欄に「陽性」をあらわす「+」を記入していたということです。

ほかの職員がチェックしましたが誤りに気付かず、結果を取り違えたまま県の印旛保健所を通じて2人に伝えていました。

翌日の25日、別の担当者が資料を再度確認した際にミスに気付いたということです。

いったん陽性と伝えられた人は入院していましたが、再検査のあと退院し、一方、実際は感染していた女性は入院しました。

女性は最初に誤って陰性だと伝えられたあと自宅から外出しておらず、千葉県は今回のミスでほかに感染が広がった可能性は低いとみています。

千葉県衛生研究所は、今後はチェック体制を強化するとしていて「深くおわび申し上げます。再発防止に努めます」と話しています。