北朝鮮の経済成長率 去年 推定0.4%か プラス転換も厳しさ続く

北朝鮮の経済成長率 去年 推定0.4%か プラス転換も厳しさ続く
韓国の中央銀行は、北朝鮮の経済について、去年の成長率が推定でプラス0.4%と、3年ぶりにプラスに転じたものの、依然として本格的な回復に至っていないうえ、新型コロナウイルスの影響で厳しい状況が続くとする見方を示しました。
韓国の中央銀行にあたる韓国銀行は31日、北朝鮮の経済活動に関するデータをもとに分析した結果として、北朝鮮の去年のGDP=国内総生産の実質的な伸び率は、推定でプラス0.4%だったと発表しました。

おととしの経済成長率は、推定でマイナス4.1%と、過去20年余りで最も大きい落ち込み幅となっていましたが、3年ぶりにプラスに転じました。

具体的には、
▽輸出が14.4%増えたほか、
▽建設業がプラス2.9%、
▽農林水産業がプラス1.4%などとなっています。

これについて、韓国銀行の関係者は、国連安全保障理事会の制裁の対象になっていない時計や帽子、かつらなどの中国向けの輸出が増えたことに加えて、北朝鮮国内で干ばつや台風などの影響が少なかったことや、観光地区の開発や発電所の建設などが相次いだためだと分析しています。

一方で、北朝鮮経済は依然として本格的な回復に至っていない上、新型コロナウイルスの影響で、貿易の9割以上を占める中国との国境が封鎖されていることから、厳しい状況が続くとする見方を示しました。