6月の国内宿泊者数 前年同月比69.6%減 減少幅やや改善も

6月の国内宿泊者数 前年同月比69.6%減 減少幅やや改善も
先月、国内のホテルや旅館などを利用した宿泊者は、速報値で延べ1394万人と、去年の同じ月と比べて69%減りました。減少幅は、5月の84%よりもやや改善しましたが、引き続き、新型コロナウイルスによる観光業への深刻な影響が続いています。
観光庁の発表によりますと、先月ホテルや旅館などを利用した宿泊者は速報値で延べ1394万人で、去年の同じ月と比べて69.6%減少しました。

これは、新型コロナウイルスの影響で引き続き、旅行や出張を控える動きが続いているためですが、先月19日に都道府県をまたぐ移動の自粛が全国で緩和されたこともあり、減少幅としては、ことし5月の84.9%と比べると15ポイント余り改善しました。

一方、外国人の宿泊者は延べ18万人で、去年の同じ月と比べて98.2%減少し、厳しい入国制限が続く中、ことし5月とほぼ同じ水準の落ち込みとなりました。

また、観光庁によりますと、全国のホテルや旅館などの客室稼働率は、6月は22.4%で、5月の12.9%と比べるとおよそ10ポイント改善しました。

ただ、リゾートホテルは11.6%、旅館は13%にとどまり、新型コロナウイルスによる観光業への深刻な影響が続いています。