住宅着工戸数 3か月連続で10%以上減少 新型コロナ影響

住宅着工戸数 3か月連続で10%以上減少 新型コロナ影響
6月に全国で着工された住宅の戸数は、去年の同じ月と比べて12%余り減少しました。新型コロナウイルスの感染拡大で、注文住宅が大きく落ち込んだことなどが要因で、10%を超える落ち込みは3か月連続です。
国土交通省によりますと、6月、全国で着工された住宅の戸数は7万1101戸で、去年の同じ月と比べて12.8%減少しました。住宅の着工戸数が減少するのは12か月連続で、10%を超える落ち込みは3か月連続です。

内訳を見ますと、注文住宅を示す「持ち家」の落ち込みが大きく、去年の同じ月から16.7%減って2万3650戸となりました。また、賃貸アパートなどの「貸家」は13%減って2万6666戸、建て売り住宅などの「分譲住宅」は7.7%減って2万189戸でした。

国土交通省は、「新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、住宅展示場の来場者の減少が続いている。着工戸数は、感染拡大の影響で、今後も減少傾向が続くのではないか」としています。