飲食店爆発で現場検証 前日夜以降 店内にガス充満か 福島 郡山

飲食店爆発で現場検証 前日夜以降 店内にガス充満か 福島 郡山
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30日、1人が死亡し19人がけがをした福島県郡山市の飲食店の爆発事故で、警察と消防は、31日から現場検証を始めました。警察は前日の29日夜以降に店内にガスが充満し、死亡した男性が工事のために店に入った直後に爆発が起きた可能性が高いとみて、捜査を進めています。
30日午前9時前、福島県郡山市の飲食店、「しゃぶしゃぶ温野菜郡山新さくら通り店」で爆発があり、この店で行われていた改装工事の現場監督で、仙台市の古川寛さん(50)が死亡し、近くの会社の事務所にいた人など20代から80代の男女19人がけがをしました。

警察と消防は31日午前10時ごろから現場検証を行い、爆発で骨組みだけになった建物を中心に爆発の原因や被害状況を調べています。

この店の運営に関係する会社などによりますと、店は休業中でしたが、爆発の前日の29日には、プロパンガスを使うちゅう房のコンロをIH調理器に交換するのに伴う工事が行われていたということです。

ガスの元栓の管理状況やガスの検知器が作動したかどうかはわかっていないということです。

また、警察によりますと建物の窓ガラスが割れるなどの被害は、爆発した飲食店から少なくとも半径200メートルの範囲に及んでいるということです。

警察は前日の29日夜以降に店内にガスが充満し、死亡した男性が改装工事のために店に入った直後に爆発が起きた可能性が高いとみて、業務上過失致死傷の疑いで、ガスが漏れ出した原因や爆発の詳しい状況を調べています。

現場付近の住民 散らばったガラスの破片などの後片づけ作業

爆発事故の現場付近では、多くの住宅が窓ガラスが割れたり外壁が壊れたりする被害を受けていて、住民が朝から片づけ作業に追われています。

31日朝は、雨が降りしきるなか、朝から住民たちが、道路に散らばったガラスの破片を拾ったり窓枠をブルーシートで覆ったりしていました。

このうち、爆発があった飲食店から南西に50メートルほどのところにある住宅では、この家に住む88歳の女性の息子の橋本尚久さんが、同じ市内にある自宅から駆けつけ、掃除機をかけてガラスの破片を吸い取るなど片づけ作業に追われていました。

家の中は、爆発の衝撃で、台所や寝室などの窓ガラスおよそ30枚が割れたり壁にひびが入ったりしていました。

橋本さんによりますと、爆発当時、家には母親が1人でいて、けがはなかったということですが、被害が大きいため、現在は一時的に介護施設に入所しているということです。

橋本さんは「東日本大震災のときには壁に少しひびが入っただけだったので、それ以上の被害が起こるのかと驚きました。母親がこの家に帰れるようになるにはまだ時間がかかりそうです」と話していました。