8000万枚の布マスク 希望施設のみ配布に変更 加藤厚労相

8000万枚の布マスク 希望施設のみ配布に変更 加藤厚労相
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今月下旬から介護施設などに一律に配布する計画だった8000万枚の布マスクについて、加藤厚生労働大臣は、現場の声などを踏まえて、希望する施設のみへの配布に変更する方針を明らかにしました。
介護施設や障害者施設の職員や利用者などに配布を進めてきた布マスクについて、厚生労働省は、介護施設の中から「今、必要な物は布マスクではない」といった声が出ていることなどを踏まえ、今月下旬から予定していた8000万枚の配布を延期しています。

加藤厚生労働大臣は、記者会見で「これまで、すべての対象施設に一律に配布してきたが、現在のマスクの状況を踏まえ、配布を希望する介護施設などに随時配布をするやり方にしていきたい」と述べ、計画を変更する方針を明らかにしました。

来月5日から、厚生労働省のホームページに、希望を受け付ける専用のメールアドレスと電話番号を公表し、申し込みから3週間程度で配布する予定だということです。

加藤大臣は「結果として残るものがあれば、次に向けて国で備蓄をしたい。介護施設の関係者からは、布マスクは備蓄などにも活用でき、ありがたいという声をいただいている」と述べ、布マスクの有効性を強調しました。