6月の鉱工業生産指数 5か月ぶり上昇

6月の鉱工業生産指数 5か月ぶり上昇
企業の生産活動を示す先月の鉱工業生産指数は、国内外で経済活動の再開が進んだことなどから5か月ぶりに上昇に転じ、経済産業省は生産の基調判断を「下げ止まり、持ち直しの動きが見られる」に上方修正しました。
経済産業省の発表によりますと、先月の鉱工業生産指数の速報値は、2015年を100とした指数で80.8と、前の月を2.7%上回りました。

新型コロナウイルスの感染拡大でことし2月から低下が続いていましたが、5か月ぶりの上昇となりました。

これは、国内・海外ともに経済活動が再開し需要が回復したことが主な要因で、自動車や機械製品を中心に多くの業種で生産が増加に転じました。

また、主な製造業の今後の生産活動を予測する指数も今月が11.3%、来月が3.4%、いずれも上昇を見込んでいます。

こうしたことから、経済産業省は企業の生産活動の基調判断について5月までの「急速に低下している」から「下げ止まり、持ち直しの動きがみられる」に上方修正しました。

一方で、経済産業省は、「需要が勢いよく回復しているわけではなく、感染拡大前の生産水準に戻るには時間がかかる。再び感染者が増えていることもあり、8月以降の影響を注視したい」と話しています。