イタリア 移民入港拒否の前内相 免責特権を剥奪 検察が訴追へ

イタリア 移民入港拒否の前内相 免責特権を剥奪 検察が訴追へ
厳しい移民規制を掲げるイタリアのサルビーニ前内相が去年、ヨーロッパを目指す移民を乗せた船の入港を拒否したことについて、イタリア議会は検察の求めに応じサルビーニ前内相の刑事訴追の免責特権を剥奪しました。検察は、移民を長期にわたって海に留め置くことで不法に行動の自由を奪った疑いで近く、訴追する方針です。
イタリア議会上院は30日、連立政権で内相を務め現在は野党第1党の党首のサルビーニ氏について、検察の要請を受けて、議員として持っている刑事訴追の免責特権を剥奪することを決めました。

サルビーニ前内相は去年8月、NGOの船がヨーロッパを目指す移民を地中海で救助した際、この船のイタリアへの入港を3週間近く認めず、移民は船に乗ったまま海に留め置かれることになりました。

これについてイタリアの検察は、不法に行動の自由を奪った疑いで調べを進めていて、免責特権の剥奪を受けて近くサルビーニ前内相を訴追する方針です。

サルビーニ前内相は当時の対応について「イタリアを守ったことを誇りに思っている」と述べて問題はなかったとしています。

イタリアには北アフリカからヨーロッパを目指す多くの移民が地中海を渡ってきていて、国内では移民に厳しい姿勢を示すサルビーニ前内相に対して一定の支持もあっただけに、今後の刑事手続きが注目されています。