NY株式市場 値下がり 景気先行きへの懸念強まる

NY株式市場 値下がり 景気先行きへの懸念強まる
30日のニューヨーク株式市場のダウ平均株価は、アメリカのGDP伸び率の記録的な悪化などによって景気の先行きへの懸念が強まったことを受け、値下がりしました。
30日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前の日に比べて225ドル92セント安い2万6313ドル65セントでした。

この日発表された、ことし4月から6月のアメリカのGDPの伸び率がマイナス30%を超える記録的な悪化だったのに加え、新規の失業保険の申請件数も増加するなど、景気回復のペースが鈍っているとして先行きへの懸念が強まりました。

ダウ平均株価の値下がり幅は一時540ドルを超え、2万6000ドルを割り込む場面もありました。

一方、IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数は値上がりしました。

市場関係者は「原油価格の下落でエネルギー関連株が大きく値下がりしたことも響いた。前日、そろって議会証言に臨んだアップルやグーグルなど、大手IT企業の決算発表を前に取り引きを控える投資家も多かったのではないか」と話しています。