浄土真宗本願寺派が製作の沖縄戦記録映画 全国で一般公開

浄土真宗本願寺派が製作の沖縄戦記録映画 全国で一般公開
来月、終戦から75年を迎えるのを前に、20万を超える人が亡くなった沖縄戦を語り継ごうと、京都の西本願寺を本山とする浄土真宗本願寺派が体験者の証言などを集めて製作した映画が、全国各地の映画館で公開されています。
浄土真宗本願寺派が製作した「ドキュメンタリー沖縄戦」は、激しい地上戦によって多くの住民や日米の兵士など20万人を超える命が失われた沖縄戦を語り継ぐ、1時間45分の映画です。

宗派の平和学習の教材として製作されましたが、那覇市での上映会で一般公開を求める声が相次いだことから、今月から全国の映画館で上映されることになりました。

映画では、沖縄戦の前年、子どもたちを乗せて撃沈された疎開船「対馬丸」の悲劇や、渡嘉敷島で起きた、いわゆる「集団自決」、多数の犠牲者を出した嘉数高地の戦いなどを、当時を知る12人の証言や有識者の話とともに描いています。

監督を務めた太田隆文さんは「政治色や宗教色を排除して、当時起きた歴史をそのまま伝える内容なので、多くの人に戦争の愚かさを知ってもらうとともに、悲劇の原因がどこにあったのかを考えるきっかけにしてほしい」と話しています。

映画「ドキュメンタリー沖縄戦」は、今月25日から、全国22の映画館で順次、上映されています。