宮崎県 接待を伴う飲食店への休業要請 1日から県全域に拡大

宮崎県 接待を伴う飲食店への休業要請 1日から県全域に拡大
新型コロナウイルスの感染拡大をうけて宮崎県の河野知事は一部の地域に出している休業要請を、1日から県全域に拡大することを発表しました。
休業要請は28日から西都市と児湯地域に出している内容と同じで、スナックやバーなど接待を伴う飲食店が対象で、要請に応じた場合10万円の協力金が出るほか、居酒屋など接待を伴わない飲食店にも営業時間を短縮した場合、5万円が支払われます。

対象となる期間は来月1日から16日までを予定していますが、施設側の都合もあるとして、来月3日までに要請に応じた場合は協力金の支給対象に含める方針です。

県内では、高鍋町のスナックでクラスターが発生したほか、県内一の繁華街、宮崎市の「ニシタチ」でも接待を伴う飲食店の関係者4人の感染が確認されていて、今月1日の時点で17人だった感染者数は30日の時点で121人となっています。

記者会見をした河野知事は「危機感を持って休業要請を県下全域に拡大した。今、手を打つことで、1、2週間後の新たな感染を防ぎ、全県的な拡大をおさえたい。会食を行う場合でも大人数は控えてほしい。また、全国的に感染が拡大している状況を踏まえ、県外との不要不急の往来自粛をお願いしたい」と訴えました。