山形県 記録的大雨で農地が冠水 実態把握へ調査急ぐ

山形県 記録的大雨で農地が冠水 実態把握へ調査急ぐ
今回の記録的な大雨で、山形県内では各地で田んぼや果樹園など農地の冠水が相次いでいて、県は被害の実態の把握に向けて調査を急いでいます。
山形市では、30日時点で把握できているだけで、50ヘクタールを超える農地が冠水しました。

山形市柏倉の西村明彦さんのすもも畑では、崩れた斜面から大量の土砂が流れこみ、全体の4分の1にあたるおよそ30本の木が倒れたり土砂に埋まったりして、残っていた実の一部が収穫できなくなりました。

西村さんは「わが子のように大切に育ててきたのでとても残念です。今後の復旧について市と相談していきたいです」と話していました。

また、庄内地方では羽黒町を流れる黒瀬川が増水し、周辺の用水路があふれて田んぼが冠水しました。

岡部栄一さんの田んぼでは、1メートルほどに育った苗が半分近くの高さまで水につかり、半日近くたってようやく水が引いたということです。

岡部さんは「まだ稲に穂が出る前で被害は最小限におさまったが、一面泥水につかった田んぼを見たときはショックだった」と話していました。

県はこうした被害の実態の把握に向けて調査を急いでいます。

30日、尾花沢市のすいか畑など5つの市町村を回って状況を確認した山形県の高橋雅史農林水産部長は「県内の広い範囲の幅広い作物で被害が出ている印象だ。情報収集や被害にあった農家の支援策の検討を急ぎたい」と話していました。